渋谷ではたらくOL系雀士の自戦記 5/27ホワイトリーグ第三節
みなさんこんにちは!
最高位戦44期前期の生沼紗織(おいぬまさおり)です。
ホワイトリーグ所属メンバーの有志で自戦記を書いていくことになりました。
麻雀は無数の組み合わせと偶然と必然が起きるゲーム。
運も実力のうちとはいえ、いつでも運任せのあてずっぽうでは強くなれません。
自身の打牌がどうだったのか、
次似たような局面のときにはどんな思考で牌を選べばいいのか。
その手がかりとするためにも、自分の牌譜を検討することはとても大事だと、
ホワイトリーグのメンバーは考えています。
私は非常にめんどくさがりやですぐ思考放棄しがちなので、
毎節の振り返りで検討に上がったところを
こちらでまとめて共有していければなと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします!
ちなみに、写真は愛ハムのかしわもち(1歳・♂)です。
二軒聴牌への安牌の探し方
ホワイトリーグ第三節2回戦(通算8回戦)でこんな手でリーチを受けました。
結構広めのイーシャンテン。打点も断么九+ドラ1とそこそこ。
リーチ者はすぐ下の同点3着目。
結構押したいけどピンズはきついかな、と思っていました。
下家の親は発が出てきましたがまだマンズが余っていないので
そんなに警戒していませんでした。
そして一発で⑨を持ってきて打三、これを親に鳴かれます。
ぬるいやつが5枚持ちの三六を親に鳴かせてますね。
きっとリーチ者も対面もげっそりしていることでしょう。(対面マンズ連打してるけど)
ここで
・⑨使うと断么九がなくなる
・トップ目の親がリーチを受けてなおやる気まんまんの2副露
ということから、降り寄りの選択を意識します。
聴牌ノーテンで順位が変わるので、うまく聴牌はとれたらいいな、という感じ。
二巡後、親から二がツモ切られます。
これはもうかなり聴牌濃厚。私の手は見る影もないため、
かなり降り重視の選択になります。
とはいえ先程苦渋の決断で現物4のあと2をいってるくらいで、
もう両者に安全といえる牌がほぼありません。
そしてここでおもむろに対面が七をチー。
装備ゼロで鉄火場に立たされた私。結構ピンチです。
おかえりの三。まじで三六どんだけ引くんだよ。
ここで二の四枚見え・一の三枚見えから単騎しか当たらない一を切ります。でもいよいよ安牌がない状態。
親が押して対面が合わせた④の筋の⑦はドラです。
次順こちら。
対面が北のあと手出し4。4は場に4枚切れ、1・2は3枚切れです。
みなさんなら何を切りますか?
生沼はさっき鳴かれてリーチに通ってる三を切ってしまい、結果5800の放銃となりました。
この放銃はどう考えてもダメです。
六が自身から四枚見えでマンズが分断されている状況で、
二・七が通っており、
下家がマンズなら(疑う余地もなくほぼマンズですけど)三六は大本線。
じゃあ何を切ればよかったのか。
ここはリーチ後の4四枚見えから3を切るべきでした。
あと2巡凌ぐ必要があるうえに、親には少なくとも当たったら安い牌。
リーチの宣言が4なだけにパット見切りづらいマタギですが、
牌カウントがちゃんとできていれば、もう少し時間かけて見られていれば切れたかもしれないだけに、大反省。
放銃画面を見ながら「3じゃん!!?!?」って思った、痛い放銃でした。
ちなみに全体の手牌はこんなかんじ。
⑨一発放銃は避けられていたものの、対面の形テンっぽい仕掛けを少し重く見すぎていたかもしれないです。
形テンなら対面は無視でいいのに、4出されたことで3が切りづらくなってしまった(むしろよく考えたら逆なんですけど)
天鳳を使った対局は時間も限られているので、より正確な局面の把握が重要となります。
次からはこれは3切ったほうが良さそう。少なくとも三六は切ったらダメでした。
でもリーチにはやっぱ3怖いっすよね。。。パット見。。。
この半荘はこの放銃が響いて2着。
これがなければトップも狙えた手材料だっただけに、実力不足が悔やまれます。
調子良すぎるドラ単騎聴牌の価値は
普段から天鳳東風を主に打っているせいか、
よほどのことがない限り、役牌対子はとりあえず声が出てしまう傾向にあります。
下記も元気よくポン。
ターツも足りず、ドラ1浮いているこの仕掛け。
検討ではここから既に鳴かないという方も多々。
みなさんならどうしますか?
5巡後程よくまとまり、こんな手形になりました。
そこで親から三が出ます。
この形になるともう割とドラ単騎濃厚、と思っている私。
一番打点がつく最終形ですし、①が3枚見えで両面になっても価値が薄めになってきたということもあります。
なのでこれも元気よくポン。
したのですが、このかたち、どうでしょう?
南は二枚切れでほぼ安全。この手の守護神です。
ポンであれば二はほぼ用済みとして二を切りましたが、
検討ではそもそも鳴かないし、ドラ単騎にもしない方が得なのではないか。
あるいは、鳴くならもう南手放して最速聴牌を目指すべきでは、という声が多数でした。
私も今見ると、このポンは親の現物を失う上に、目指す単騎聴牌(ないしドラヘッド聴牌)には近づくものの、巡目的にも非常に微妙かな…と思っています。
ぜひ、Twitterなどでご意見いただけたら嬉しいです。
これでさっさとドラでも重ねれば良さそうな6-9聴牌となるのですが、次順親から9が放たれます。
瞬間のドラを捉えそこねたら確実に死亡。この手組にしている意味がない、と、食いつきこの聴牌。
いちおう、3900てん、ありまぁす。。。
早くツモって1000-2000…!と思っているところに、皆さんお待ちかねの親リーチ。
デスヨネー!!
待ちを変えたら放銃に回りそうなので、このまま目をつぶって押すこと数順。
走りきりました!(数順とは)
上の画像、間違えて待ち牌の色つけちゃいましたが、親は③⑥待ちでした。
さて、結果込みで考えてしまうと検討の意味がないので、フラットにこの仕掛け、どうなのでしょう。
検討タイミングは4つあると思います。
①そもそもここから白鳴くのは微妙か?
②あるいは親の現物を失うポン三が微妙か?
③あるいは、聴牌はするものの単騎確定の最後のチーが微妙か?
④河底撈魚の8が危険過ぎないか?
ツッコミどころ満載ですね。
私は鳴くなら全部鳴いて最速聴牌の判断で良かったと思ってますが、
最後の8は調子乗って押しすぎかなと振り返って思っています。
MAX1500点で、既に⑤⑦が通っており、脇はベタオリ気配。
自身の和了がないタイミングで、8は押しすぎですね。12000って言われろの牌。
次はここで降りて脇に「お前ここで降りるんかい##」とストレスをかけようと思います。
さて、いかがでしたでしょうか。
今後もこのくらいの粒度で続けていけたらと思っていますので、
どうぞお付き合いくださいませ。
さおりーちのくせにリーチの話しねぇのかよ、と言われそうですが、
前節はリーチいっぱい決まってるんるんだったので、特に反省点はないです笑
その前の節はダメリーいっぱいあったので、今後はリーチの反省もしていければと思います。
毎週日曜更新、とか言えたらいいなぁ。がんばろー。
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